About
わだ さくみ
WADA SAKUMI
学生時代は創作ダンスやアニメーション表現を研究。印刷会社やデザイン会社勤務を経て、現在は福岡県を拠点にアニメーションやイラスト、最近では絵本の制作に取り組む。
As a student, he studied contemporary dance and animation expression. After working for a printing company and a design company, he is currently based in Fukuoka Prefecture, working on animation, illustration, and recently, picture books.
【作品コンセプト】
出産を通じて、生まれ持った個性に触れたとき、私は1人1人の個性がこれほどまでに異なることに驚かされました。それまで人間を描いてきた私は、内に秘めた個性をどのように表現できるのかを模索し、様々な姿形を持つ恐竜を通じてそれを描くことにしました。恐竜は絶滅したシンボリックなモチーフですが、私は現存するワニやカメといった生き物も織り交ぜることで、「誰一人取り残さない世界」とは何かを問いかけ、視覚的に表現していきたいと考えています。
When I was exposed to the individuality of each person through childbirth, I was surprised at how different each person's personality was from the others. Having painted humans until then, I searched for ways to express my innate individuality and decided to depict it through dinosaurs, which come in many different shapes and forms.
Dinosaurs are a symbolic motif that has become extinct, but by interweaving them with existing creatures such as crocodiles and turtles, I hope to ask the question of “a world where no one is left behind” and express it visually.
BIOGRAPHY/
経歴
2010 福岡教育大学 生涯芸術課程美術領域卒業
印刷会社やデザイン会社勤務を経て、
現在フリーランスアーティスト。
アニメーションやイラストを製作。
福岡県在住
1987 Born in Kumamoto Japan.
2010 Fukuoka University of Education graduate school, JP
2010-2013 The dtp operator of a printing company
2013-Free video artist,illustrator
AWARD/
賞歴
2006 東海大学CGグランプリ グランプリ受賞
2011 EAST-WEST ART AWARD COMPETITION 審査員賞(ロンドン)
2015 アジアデジタルアート大賞にて作品“Light lines”が入選
2017 宮崎市美術展にイラスト作品が入選
2019第 45 回宮崎県美術展 特選
2019 アジアデジタルアート大賞にて作品 “Dino clap” が入選
2021 Fukuoka Wall Art Project 入選(IMS 跡地の仮囲いへ作品を掲出)
2021 アジアデジタルアート大賞にて静止画レンチキュラー作品が優秀賞
2024 Fukuoka Wall Art Project 入選(I前回と同じくIMS 跡地の仮囲いへ作品を掲出予定)
2024 第4回 タガワアートビエンナーレ「英展」入選
EXHIBITION/
展覧会歴
【個展】
2015 個展 Light lines (ギャラリー シゲキバ)福岡 薬院
2019 個展「わださくみ アニメーション展」(宮崎県立美術館2F)
2021 個展「わだ さくみアニメーション展-動く絵になるまで」(つなぎ美術館 3階/熊本)
2023 個展 宗像東部観光拠点施設 赤馬館
2023 個展 福岡県信用組合「けんしん」宗像支店内
【グループ展】
2008 グループ展「DESIGNING展 学生展」(福岡 天神 ビオロ地下エントランス)
2008「立体構成ルームグループ展」(福岡 遠賀信用金庫ギャラリー)
2009 グループ展「赤馬展」(北九州市立美術館アネックス)
2009「立体構成ルームグループ展」(福岡 遠賀信用金庫ギャラリー)
2010グループ展「福岡教育大学卒業制作展」(福岡 福岡県立美術館)
2011グループ展「far;」三人展(熊本 甲玉堂ギャラリー)
2014 グループ展 MONO - YOUTH ARTISTS GROUP EXHIBITION (Shun Art Gallery /上海)
2018 グループ展日本青年芸術家群展 「若葉集」(成都藍頂美術館・中国)
2018 グループ展「puzzle」(Largo/宮崎市)
2019 グループ展 菊池アートフェスティバル参加(KiCROSS /熊本)
2020 グループ展「キリンの首 - 首を長くして待つ -」(Shun Art Gallery Tokyo /東京)
2020 グループ展 『NB 福岡オープン 1 周年』参加アーティスト(ニューバランス福岡 )
2022 宗像みあれ芸術祭 参加 (宗像大社・街道の駅赤馬館・橋口屋)
2023 宗像みあれ芸術祭 告知動画参加
2023 Pozoq Fukuoka アートショップ 展示(福岡大名)
【舞台イベント】
2020 『ごちそうアーツ』 参加アーティスト( CandY 国際こども・せいねん劇場みやざき/宮崎)
2020 公演『今、BEAR CAME ALONG』参加アーティスト( CandY 国際こども・せいねん劇場みやざき/宮崎
WORK SHOP/
ワークショップ
Volunteer/
ボランティア活動
2018-2019 某美術館ボランティアサポーター イベント班(宮崎県)
2023- 絵本の読み聞かせボランティア
Criticism
2021年個展「わだ さくみアニメーション展-動く絵になるまで」のレビューです。
アニメーションでは、実世界では不可能な動きも映像として可能になる。しかし、学生時代に学んだ総合芸術の一環としての身体表現における限界の克服に端を発しているわださくみの作品は、あくまでも生身の人間の動きが表現の中軸となっており、見る者に身体と感性の同期を誘いかけてくる。過去を振り返れば美術や文学などのハイカルチャーとアニメーションを含む大衆文化を表すポップカルチャーの境界は常に曖昧であった。さらに、現在は両者を意識的に区別することよりも、曖昧さによって生じる異種混交の混沌とした様態の中から新たな価値を生み出すことに期待が寄せられている。自身の体験に基づく日常のさまざまな葛藤をアイロニックな視点を交えて描き、相対的価値観を基準とする社会での絶対的価値の存在を暗示するわだの作品は、多様な価値やあらゆる事象の境界を意識し峻別する行為の意味と異種混交的文化の可能性について、今後も人々に問い続けてゆくであろう。
楠本智郎 つなぎ美術館主幹・学芸員
メディア掲載
作品や展示制作風景について取材したメディアの履歴です。
オンライン上でご覧いただける内容はURLを記載しています。
2023/09
宗像みあれ芸術祭
告知映像インタビュー
動画
https://youtu.be/N_H8WtdGUzk?si=U7S2jgXycHzG1C6g
2023年宗像みあれ芸術祭の告知アニメーション映像を担当した際のインタビュー動画です。(約3分40秒)
2021/08
つなぎ美術館
2021年個展
アーティストトーク動画
https://www.youtube.com/watch?v=FiLXRwhmsvA
2021年に開催した、つなぎ美術館3階での個展U-39KUMAMOTO「わださくみアニメーション展 動く絵になるまで」のアーティストトークの動画を公開していただきました。
作品についてひとつひとつ話しています。
(約20分)
2010
NHK
テレビ番組
デジタル・スタジアム
セレクション
作品がキュレーターにより選出され、番組内で作家・作品紹介をしていただきました。
2023/05
TNC
テレビ番組
ミライへの1minute
私の作品や制作風景ついて紹介して頂いてます。番組内では1分間1カットで制作に取り組む場面もあります。
(約2分30秒)
オンエア
TNC5月14日(日)17:25〜
KTN5月20日(土)16:25〜
2008/10
BS JAPAN
BSテレビ番組
天下統一CG将軍2
発想の達人たちとCGアーティストがコラボレーションしておもしろコンピュータグラフィックスを制作、コンテストするという、BSジャパンの特別番組。CGアーティストとして参加。